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ごあいさつ

羅針盤
01 /01 2020
当ブログでは、フィレンツェ在住の日本人ガイドがフィレンツェを中心としたイタリアの情報を書いています。
またガイド・通訳のお仕事も承っております。
natale2016-9

2019年もよろしくお願いします!🇮🇹🇯🇵💗

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フィレンツェ県・ピサ県の公認ガイドが貴方の旅行をサポートします

日記の目次はこちらから
羅針盤2

新着記事は、このひとつ下の日記をご覧ください。
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「レオナルドの師匠ヴェッロッキオ」展

ドゥオーモ地区
03 /14 2019
2019年3月9日〜7月14日 フィレンツェのストロッツィ宮殿において、レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠であるアンドレア・デル・ヴェッロッキオの特別展が開催されています。
verrocchio3

フィレンツェ・ルネッサンス時代のシンボル的な存在である芸術家の1人ヴェッロッキオ。
フィレンツェだけではなく世界中(ニューヨーク、パリ、アムステルダム、ロンドン)の美術館から集められた120点の絵画・彫刻・デッサンが展示されています。
(特別展の一部はバルジェッロ美術館にも展示)

偉大な師匠であったヴェッロキオ、その工房で修行したのはレオナルドに止まらず、ギルランダイオ、ボッティチェッリ、ペルジーノなどなど当代きっての著名芸術家の名前が並びます。

このようなヴェッロッキオが主軸の展示会は初めて開催されるということで、レオナルド没後500周年のイベントとしては申し分ない展示会です。

時代は1460〜1490年の作品群、ちょうどフィレンツェはメディチ家のロレンツォ豪華王の影響下にあった時代です。
レオナルドの芸術家としてのデビュー時期のフィレンツェ芸術界の傾向が見れます。

いつもはバルジェッロ美術館にあるヴェッロッキオ作「ダヴィデ」も、特別展のためストロッツィ宮殿に出張中。
少年レオナルドをモデルにしたという説もあります。
verrocchio1

ヴェッキオ宮殿からは「イルカを抱く少年」
この展示会のために修復されたとのこと。
verrochio2

開催期間も長いのでフィレンツェで時間があったら立ち寄ってみてください。

ESSERE

シニョーリア広場地区
03 /13 2019
イギリスの彫刻家アントニー・ゴームリーの特別展がウッフィツィ美術館で開催されています。
期間 2019年2月26日〜5月26日

題名は「ESSERE」 英語だと動詞の「be」ですね。
「空間の中の身体」「空間としての身体」を表現するのがコンセプト。地上階の特別展には13体の作品が展示されています。

「Feeling Material」
はがねのコードで形作られた作品。まるで肉体から放出されるエネルギーを表現しているかのようです。
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「Pile」
16個の粘土の塊で表現されています。
「地下のマテリアルが地上に置き換えてある」とパンフレットに書かれていました。人間、死ねば土に還ると言いますが…
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「Veer II」
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こうやって写真を並べてみると、上と下の作品は同じく「項垂れた人」を表現しているのがわかりますね。
空間の捉え方が違うだけで。
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これらの作品を見ていると手塚治虫の「火の鳥」を思い出すんですよね。
主人公が事故で脳に損傷を負って、人間を無機質の物体にしか感じられなくなった物語があって、他人は岩の塊とか金属とかで表現されるのですが、ゴームリーの作品にはそれによく似たものがあるんです。

「Breathe」
こちらは人間の体の内部が爆発Big Bangを起こした状態を表現しているそうです。
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ミケランジェロ広場の空を染める

フィレンツェ市
03 /12 2019
ウッフィツィ美術館で2018年11月20日〜2019年2月17日の期間に行われていた中国人アーチスト蔡 國強 (ツァイ・グオチャン、Cai Guo-Qiang )の特別展。
そのアンテプリーマとして、フィレンツェの街を見下ろすミケランジェロ広場から花火の打ち上げが行われました。

私は花火の全く情報を知らなかったし、同僚のガイドも「こういうのあったらしいよ。見たかった」と言っていたぐらいで事前に情報があまり回っていなかったのでしょうか。

特別展ではその時の映像を流していたので、そちらの写真を載せておきます。
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グオチャンは火薬の爆発による絵画制作やパフォーマンスを行う現代アーチストです。
2008年の北京オリンピックの開会式・閉会式でも花火を使ったパフォーマンスを行っています。
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ダヴィデ像(コピー)の背景を埋めていく強い色彩の煙。
展覧会の題名は「Flora Commedia」がですから、植物・花をイメージしているのでしょう。
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ミケランジェロ広場からは洗礼者ヨハネの日などに花火の打ち上げが行われますが、いつも夜の時間帯。
昼間にこのような花火の打ち上げが行われるのは珍しいです。
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大量の火薬を使ったんでしょうね。
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動画でもどうぞ。空に絵の具を散らしたみたいでとても綺麗です。

ウッフィツィの蔡國強

シニョーリア広場地区
03 /11 2019
2018年11月20日〜2019年2月17日の期間にウッフィツィ美術館で行われていた中国人アーチスト蔡 國強 (ツァイ・グオチャン、Cai Guo-Qiang )の特別展をチラッとご紹介します。

彼は火薬の爆発による絵画制作やパフォーマンスを行う現代アーチストです。
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中華人民共和国出身、ニューヨーク在住ですが、1986年〜1995年は日本に住んで、筑波大学芸術学群に研究生として在籍したり、福島県で芸術活動を行なっていたそうです。

油彩を塗ったキャンバスや壁画の拓本の表面で火薬を爆発させて創造される作品から、火薬のみを用いたドローイング、野外で火薬を爆発させる大規模なパフォーマンスで有名です。

展覧会の題名は「Flora Commedia」
詩人ダンテの神曲(Divina Commedia)に擬えたタイトルですね。

Floraとは花の女神の名前。

ボッティチェッリ作「春」に登場するフローラの姿が彼の画法で表現されています。
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この作品にも「春」の登場人物が見られます。
男性の愛を受け入れて変身する、ニンフの口の端から花が咲きこぼれる瞬間です。
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同じくボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」をベースにした作品。
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人物から発するオーラを画上に再現したかのような作風ですね。

こういうモノクロの作品もいいなと思いました。
タンポポの綿毛のような、ミクロコスモスの爆発のような。
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カラヴァッジョやボッティチェッリの作品をテーマにした作品群はウッフィツィ美術館へのオマージュのようでした。

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住26年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。

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