羅針盤
ブロンズの羽毛
フィレンツェのバルジェッロ美術館にはミケランジェロ、ドナテッロ、ヴェロッキオといったルネッサンスを代表する芸術家たちの射苦品が展示されています。
そしてミケランジェロの影響を受けた、彼の後の世代の芸術家たちの作品も数多くあるのですが、その中でもジャンボローニャの射苦品が目を惹きます。
国立美術館なので館内は撮影禁止なのですが、中庭と2階のテラスだけはなぜか撮影が許されています。
verone(バルコニー)と呼ばれる2階のテラスに展示されているのがこちら。

ジャンボローニャ作の鳥たちです。
これはもともとメディチ家の別荘カステッロにあった作品です。
カステッロには美しいイタリア式庭園があります。その一角に鍾乳石によって造られた人口洞窟があるのですが、その中に設置されていました。
素晴らしいリアリズムをもって制作されていることがわかります。

何しろ、羽毛の一枚一枚までブロンズの表面に彫られているのです。

中には孔雀や七面鳥といった当時、ヨーロッパでは珍しかった鳥の姿も見えます。
残念ながら2012年5月現在は七面鳥は修復中になっています。七面鳥はヨーロッパには生息していなかった鳥ですから、この姿が彫られているということは新大陸が発見され、アメリカ大陸から七面鳥がヨーロッパに運ばれた後の時代であることがわかります。
そしてミケランジェロの影響を受けた、彼の後の世代の芸術家たちの作品も数多くあるのですが、その中でもジャンボローニャの射苦品が目を惹きます。
国立美術館なので館内は撮影禁止なのですが、中庭と2階のテラスだけはなぜか撮影が許されています。
verone(バルコニー)と呼ばれる2階のテラスに展示されているのがこちら。

ジャンボローニャ作の鳥たちです。
これはもともとメディチ家の別荘カステッロにあった作品です。
カステッロには美しいイタリア式庭園があります。その一角に鍾乳石によって造られた人口洞窟があるのですが、その中に設置されていました。
素晴らしいリアリズムをもって制作されていることがわかります。

何しろ、羽毛の一枚一枚までブロンズの表面に彫られているのです。

中には孔雀や七面鳥といった当時、ヨーロッパでは珍しかった鳥の姿も見えます。
残念ながら2012年5月現在は七面鳥は修復中になっています。七面鳥はヨーロッパには生息していなかった鳥ですから、この姿が彫られているということは新大陸が発見され、アメリカ大陸から七面鳥がヨーロッパに運ばれた後の時代であることがわかります。
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「教会」兼「穀物倉庫」
フィレンツェのメインストリートであるカルツァイオーリ通りに面するオルサンミケーレ教会。

もともとこの場所には女子修道院の菜園(orto オルト)がありました。菜園の中には小さな祈祷所があったのですが、これが13世紀に大天使ミカエルに捧げた小さな教会に生まれ変わります。
教会は「San Michele in Orto(菜園のサンミケーレ)」と呼ばれ、ここからオルサンミケーレの名前がきました。
1240年にはこの教会は取り壊され、穀物市場のためのロッジャ(開廊)が建築されます。
その柱の1本にマリア様のフレスコ画が描かれており、民衆の信仰を集めていました。しかしロッジャは14世紀始めの火事で焼けてしまい、現在の姿で再建築されることになります。
地上階の外壁には同業者組合の守護聖人たちの像が並び、内部には14世紀にオルカーニャがつくった素晴らしい祭壇もあるので、多くの美術品に飾られた教会に現在はなっています。
その外観から想像ができないのですが、実は16世紀の時代まで建物の2〜3階は穀物の貯蔵庫として使われていました。穀物を運ぶリフトが建物内部の壁の中にあったりします。
建物外部をよく観察すると角にこんな浮き彫りが…

建物の穀物倉庫としての役割をあらわしている浮き彫りです。
「教会」と「穀物倉庫」意外な組み合わせですね。

もともとこの場所には女子修道院の菜園(orto オルト)がありました。菜園の中には小さな祈祷所があったのですが、これが13世紀に大天使ミカエルに捧げた小さな教会に生まれ変わります。
教会は「San Michele in Orto(菜園のサンミケーレ)」と呼ばれ、ここからオルサンミケーレの名前がきました。
1240年にはこの教会は取り壊され、穀物市場のためのロッジャ(開廊)が建築されます。
その柱の1本にマリア様のフレスコ画が描かれており、民衆の信仰を集めていました。しかしロッジャは14世紀始めの火事で焼けてしまい、現在の姿で再建築されることになります。
地上階の外壁には同業者組合の守護聖人たちの像が並び、内部には14世紀にオルカーニャがつくった素晴らしい祭壇もあるので、多くの美術品に飾られた教会に現在はなっています。
その外観から想像ができないのですが、実は16世紀の時代まで建物の2〜3階は穀物の貯蔵庫として使われていました。穀物を運ぶリフトが建物内部の壁の中にあったりします。
建物外部をよく観察すると角にこんな浮き彫りが…

建物の穀物倉庫としての役割をあらわしている浮き彫りです。
「教会」と「穀物倉庫」意外な組み合わせですね。
MIDAS IX【ミダスナイン】フィレンツェアスコットタイ(ブラック)330587 |
河を覗くヒツジの頭
フィレンツェの町中を流れるアルノ河。ここに架かる橋のなかでも最も有名なのがヴェッキオ橋でしょう。橋の上に貴金属品店が並ぶ、世界で一番「高価」な橋です。
そのヴェッキオ橋の1本下流にあるのが、今日ご紹介するサンタ・トリニタ橋です。

狭いヴェッキオ橋に比べると幅があるので、メディチ家の人々が馬車でピッティ宮殿に入る時にはこの橋を使っていたそうです。
16世紀のアンマンナーティがミケランジェロの設計図をもとに建設したと言われます。ちょっと押しつぶされた形のアーチが特徴的です。
そしてそれぞれのアーチの部分に白い石が嵌め込まれています。
中央のアーチをよく見ると…

ヒツジの頭が下方の河を睨んでいるのがわかります。この写真は橋の上流側。下流側にも、もうひとつ同じヒツジの頭があります。
注意して見てみないと見逃してしまいますが、かなり大きな彫刻作品です。
ヒツジは「戦士の魂」のシンボルとして使われていた動物です。
それぞれのヒツジは「上流から迫る洪水」「下流から迫る敵海軍」を威嚇していると言われます。河を遡ってフィレンツェに脅威を与えるとしたら、真っ先のピサ軍が思い浮かべられますが、この橋が建築された時代には、すでにピサはフィレンツェの支配下に入り、トスカーナ大公国の一部になっていました。…もしかしたら、それでもフィレンツェ人はまだピサ人を信用していなかったのかも知れませんね。

橋は1944年にナチスによって破壊されてしまいました。大戦後にもとあった場所に復元されましたが、この特徴あるアーチのため、復元にも困難を伴ったということです。
ちなみにこのアーチはcatenariaと呼ばれます。(日本語で懸垂線と訳されます)catenariaはcatena(鎖)から来た言葉です。たしかにサンタ・トリニタのアーチを見ていると、鎖が左右に引っ張られているような形ですね。
そのヴェッキオ橋の1本下流にあるのが、今日ご紹介するサンタ・トリニタ橋です。

狭いヴェッキオ橋に比べると幅があるので、メディチ家の人々が馬車でピッティ宮殿に入る時にはこの橋を使っていたそうです。
16世紀のアンマンナーティがミケランジェロの設計図をもとに建設したと言われます。ちょっと押しつぶされた形のアーチが特徴的です。
そしてそれぞれのアーチの部分に白い石が嵌め込まれています。
中央のアーチをよく見ると…

ヒツジの頭が下方の河を睨んでいるのがわかります。この写真は橋の上流側。下流側にも、もうひとつ同じヒツジの頭があります。
注意して見てみないと見逃してしまいますが、かなり大きな彫刻作品です。
ヒツジは「戦士の魂」のシンボルとして使われていた動物です。
それぞれのヒツジは「上流から迫る洪水」「下流から迫る敵海軍」を威嚇していると言われます。河を遡ってフィレンツェに脅威を与えるとしたら、真っ先のピサ軍が思い浮かべられますが、この橋が建築された時代には、すでにピサはフィレンツェの支配下に入り、トスカーナ大公国の一部になっていました。…もしかしたら、それでもフィレンツェ人はまだピサ人を信用していなかったのかも知れませんね。

橋は1944年にナチスによって破壊されてしまいました。大戦後にもとあった場所に復元されましたが、この特徴あるアーチのため、復元にも困難を伴ったということです。
ちなみにこのアーチはcatenariaと呼ばれます。(日本語で懸垂線と訳されます)catenariaはcatena(鎖)から来た言葉です。たしかにサンタ・トリニタのアーチを見ていると、鎖が左右に引っ張られているような形ですね。
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大聖堂ドルチェ
大聖堂とシニョーリア広場を繋ぐフィレンツェのメインストリート、カルツァイオーリ通りにこんなお店があります。

店構えも古めかしく、フィレンツェの老舗になります。トスカーナ地方のお菓子や結婚式用のお菓子コンフェット(伊語 confettura)を売っているのですが、その包装が目を惹きます。
フィレンツェの大聖堂(ドゥオーモ)や、サンジョヴァンニ礼拝堂、ジョットの鐘楼の形をした包装にお菓子が入っているんです。
「フィレンツェならでは」のお土産にもってこいだと思いませんか?

問題は日本までどうやって形を崩さずに持って帰るかですが…
一回、中身を取り出して包装を丁寧にたたんで、帰国したらまた組み立てるしか方法がなさそうです。
甘い食後酒「ヴィン・サント」に、香ばしいビスケット「カントウッチ」と浸けて食べるトスカーナの伝統的なデザートも、ジョットの鐘楼の袋に入っています。

またショーウィンドウには可愛い陶器の人形も飾られているのですが、あまり値段も高くなく、これもお土産候補のひとつにいかがですが?


店構えも古めかしく、フィレンツェの老舗になります。トスカーナ地方のお菓子や結婚式用のお菓子コンフェット(伊語 confettura)を売っているのですが、その包装が目を惹きます。
フィレンツェの大聖堂(ドゥオーモ)や、サンジョヴァンニ礼拝堂、ジョットの鐘楼の形をした包装にお菓子が入っているんです。
「フィレンツェならでは」のお土産にもってこいだと思いませんか?

問題は日本までどうやって形を崩さずに持って帰るかですが…
一回、中身を取り出して包装を丁寧にたたんで、帰国したらまた組み立てるしか方法がなさそうです。
甘い食後酒「ヴィン・サント」に、香ばしいビスケット「カントウッチ」と浸けて食べるトスカーナの伝統的なデザートも、ジョットの鐘楼の袋に入っています。

またショーウィンドウには可愛い陶器の人形も飾られているのですが、あまり値段も高くなく、これもお土産候補のひとつにいかがですが?

名門が手をかけて仕立てる極甘口ワイン[2004] ポミーノ・ヴィンサント / フレスコバルディ イタ... |




