アンブロン・コレクション

アルノ河南地区
03 /15 2017
フィレンツェの支配者であったメディチ家が住んでいたピッティ宮殿。
その中には多くの美術館が併設されています。ラッファエッロやルーベンスの絵があるパラティーナ美術館からさらに階段を登った3階にある「「La Galleria d'arte moderna 近代美術ギャラリー」の作品と部屋を紹介する第19弾!

Sala 19
この部屋にはマッキャイオーリ派を中心に、北部や南部イタリアの他派の19世紀後半の作品が展示されています。
まだ民衆にはマッキャイオーリ派がそれほど理解されていなかった時代に、フィレンツェの美術品保管所に入ってきた作品です。マッキャイオーリ派を下絵やパリンプセスト(再生羊皮紙)から鑑賞することができます。イタリア統一後、トスカーナにおいて存在感のあった芸術家たちの作品たちです。
前室に続き、マッキャイオーリ派の時代を視覚的に要約することができます。

この時代、フィレンツェでは「現実」「自然」の表現を進化させる運動が展開されました。
ピアジェンティーナやカステリオンチェッロでの発見が、1870年以降にファットーリやレーガ、シニョリーニの個人個人のスタイルとして結実してきたのです。

アドリアーノ・チェチオーニ作
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チェチオーニは画家であり彫刻家でもありました。Scuola di Resìna(レズィナ派)というマッキャイオーリの作風と自然主義を同化する活動をしていた芸術家たちの一人です。

「LEITH」テレマコ・シニョリーニ作
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レイスはスコットランドにある街の名前です。
「Rob Roy」は「スコットランドのロビン・フッド」と呼ばれたウォルター・スコットの小説の登場人物から来ています。イタリア統一の勇士ガリバルディは「イタリアのロブ・ロイ」というニックネームで呼ばれたことから、ガリバルディを連想させるモチーフとなっています。

「ピエトラマーラの牧草地」テレマコ・シニョリーニ作
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。