ウッフィツィのBill Viola

enjoyモダンアート
04 /14 2017
ウッフィツィ美術館の最上階の一部屋にこのようなビデオ映像が流れています。
blu
これはもともとヴァーザリの回廊に置かれていた「芸術家の自画像」の一つであったはず…
ヴァザーリの回廊の自画像コレクションは大部分が絵画なのですが、現代のアーティストの自画像は一風変わっていて、オブジェやこのようなビデオも含まれているのです。

それがウッフィツィに展示されているのは、ストロッツィ宮殿で行われている「Bill Viola展」の宣伝のためです。
ビル・ヴィオラは、ビデオアートジャンルを代表する米国人アーティストです。
1995年にヴェネツィア・ビエンナーレのアメリカ代表に選出されたり、2006年〜2007年には東京都の森美術館と兵庫県立美術館で展覧会を開催しています。

自画像ビデオは水の中に作者が眠っている様子で、「ウォーターポートレイト」と呼ばれるシリーズの一枚なんだそうです。
「水」は「変化」「時の流れ」「生誕」「再生」「洗礼」「反映」のメタファー(隠喩)
水の中は人間が棲息できない環境であることからウォーターポートレイトは不安を掻き立てますが、同時に水の中で緩やかに揺れる「眠れる人」は満足げです。

ストロッツィ宮殿のでの特別展は2017年3月10日〜7月23日まで。
viola

機会があったら特別展もレポートします。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。