修道院ホテル Villa San Michele

フィレンツェ市
08 /05 2017
フィレンツェの北、フィエーゾレのちょっと手前にある昔の修道院を利用したホテルがVilla San Micheleです。
見晴らしのいい丘の中腹に位置しています。
サンミケーレ
ホテルがある場所は「ドッチャ」と呼ばれます。
ドッチャは一般的にはシャワーという意味ですが、トスカーナでは「岩清水」のこともドッチャと呼びます。
セスト・フィオレンティーノにも同名の場所があるのですが、フィエーゾレのドッチャはホテルのすぐ下にアッフリコ泉があったため、この名前がついています。

建築は1413年に遡り、ニッコロ・ダヴァンツァーティが資金を出しました。
ダヴァンツァーティは修道院をスカリーノのフランチェスコ修道会に寄付し、その後、大天使ミカエルに捧げた教会も寄付金によって建設することができました。
しかし修道僧が殺人事件を起こしたため彼らは追放され、代わりにMinori Osservanti(厳修会)に所有が移されます。彼らはフランチェスコ修道会の中でも、特に聖フランチェスコの教えを厳格に遵守するグループで、1486年から1808年までこの修道院に住み続けました。

最初は祈祷所に6人の寝所が付いている小さな建築でしたが、現在の姿は1599〜1600年にサンティ・ディ・ティートがミケランジェロのデザインを元に建設したものです。

1808年に修道院が廃止された後は所有者が次々に変わり、クッコリ・フィアスキという人物が別荘に改築します。

第2次大戦後は所有者が別荘のメンテナンス代を工面するためには、ホテルするしかないと考え、改築を経て1952年から開業しています。

レストランはパノラマが見えるロッジャにあり、泊まらなくてもレストランで食事だけをすることも可能です。
雰囲気バッチリの優雅なレストランで楽しむ食事。ロッジャからパノラマが望める暑い季節がお勧めです。

参照 Ines Romitti e Mariella Zoppi, Guida ai giardini di Fiesole, Alinea Editrice, Firenze 2000 ISBN 88-8125-418-2
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。