サンタ・マリア・デル・カルミネ教会の年表

アルノ河南地区
08 /30 2017
フィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会にはルネッサンスの至宝「ブランカッチ礼拝堂」があります。
ルネッサンス初期の革新的なマザッチョの作品から学ぼうと多くの画家が集まり、「世界の学校」とヴァザーリから呼ばれた礼拝堂。後世の火事でも教会の中で奇跡的に燃え残った空間です。この教会と礼拝堂の年表をまとめました。
建築に関する項目は紫色で書いてあります。

1268年 カルメル修道会の教会として着工。
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1328年 フィレンツェ共和国政府が近辺の土地(5番目の市壁拡張で囲まれた土地)を使うことを許可し、最初の増築。

1424〜28年 ブランカッチ礼拝堂にマザッチョとマゾリーノのフレスコ画装飾。
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1464年 増築により参事会ホールと食堂などが作られる。

1480年 未完であったブランカッチ礼拝堂のフレスコ画がフィリッピーノ・リッピによって完成される。

1512年 主祭壇にベネデット・ダ・ロヴェッツァーノ作「ピエル・ソデリーニの墓碑」ソデリーニ死去(1522年)前に制作された。ソデリーニは1502年にフィレンツェ共和国の元首である正義の旗手(終身)に選ばれた人物。

1560年 ヴァザーリ作「磔刑図」身廊右手の礼拝堂。

1597〜1612年 修道院中庭が建設される。現在、ここがブランカッチ礼拝堂への入り口。
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1582年 修道院食堂にアレッサンドロ・アッローリ作「最後の晩餐」

1675年 ピエル・フランチェスコ・シルヴァーニによって「コルシーニ礼拝堂」が建設される。ローマで流行していたバロック様式のフィレンツェデビューとなる。
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1771年 火事により大きな被害を受ける。ブランカッチ礼拝堂とコルシーニ礼拝堂は破壊を免れる。

1775年 ジュゼッペ・ルッジェーリにより修復工事が始まる。
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参照「Firenze e provincia」 Touring club italiano
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。