アカデミアの古楽器 スピネッタ

サンマルコ地区
09 /30 2017
フィレンツェのアカデミア美術館には楽器が展示されている区画があります。これは1996年の美術館の再編成のおりに、アカデミアの隣にあるルイージ・ケルビーニ音楽院所有の古楽器が見れるようになったものです。

今日は古楽器コレクションの一つ「スピネット(伊語 spinetta スピネッタ)」をご紹介します。
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スピネッタはサイズの小さなチェンバロです。
チェンバロについては以前書いたこのページを参照に→チェンバロとピアノフォルテの違い

スピネッタは、そのサイズのおかげで持ち運びが容易だったため、18世紀に非常に人気があり家庭内でも演奏ができました。このような楕円形のスピネッタは珍しいそうです。

このスピネッタはバルトロメーオ・クリストーフォリ(ピアノフォルテの発明者)がメディチ家のために作った最初の楽器です。1690ごろの制作で1700年にはフェルディナンド皇子の楽器コレクション目録に。またのちにアンティーク商のステファノ・バルディーニの所有となっていました。楽器は修復も行われていないので、当時のオリジナルの形を保っています。

奏でるとこんな音色!
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。