誰がジェラートを発明したのか?

イタリアで食道楽
06 /11 2013
暑くなったら、イタリアでは老若男女みんなが食べるジェラートですが、いつからこの食品がイタリアに登場したのでしょうか?

ジェラートの先祖は紀元前2000年頃に中国で生まれたと言われます。
米と香料と乳を混ぜて雪と混ぜていたのだとか…
その後、フルーツジュースを凍らせたデザートが登場、こちらは乳を混ぜたり混ぜなかったり。13世紀には北京ではこのようなデザートが荷車で売られていたそうな。
(実は古代ローマ人もヴェスーヴィオ火山の山の氷をフルーツジュースと混ぜて食していたという記録があります)

14世紀にはいるとイタリアでも乳とフルーツを凍らせたデザートが登場します。これは中国に行ったマルコ・ポーロによって伝えられたものでした。

しかしイタリアでは「ジェラートの真の発明者」は、イタリア人であるとされます。
16世紀のフィレンツェにて、建築家・画家・彫刻家でもあり、化学者でもあったベルナルド・ブオンタレンティ(ブオンタレンティという名前自体が「良き才能」という意味です!)は料理が趣味でした。

彼がザバイオーネ(卵黄と砂糖にマルサーラ酒を加えたデザート)にフルーツを混ぜて凍らせたドルチェを発明します。そして同じくフィレンツェの芸術家ルッジェーリと共に、このデザートをカテリーナ・ディ・メディチの宮廷で紹介しました。

この後カテリーナ・ディ・メディチがフランス王アンリ2世に嫁ぐおり、現在のジェラートによく似た食品をフランスにもたらし、アルプス北に普及していきます。
氷を夏期に保存することが非常に難しかったため、当時はジェラートは上流階級の食するものでした。
しかし16世紀にローマに在住していたスペイン人の医者が硝酸カリウムを雪や氷に加えることで、早く凍らせることができる発見をし、ジェラート生産に弾みがつきます。

現在でもフィレンツェのジェラテリーアでは「Buontalenti」という名のジェラートが販売されていますので、味見されてみてはいかがですか?
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。