キオストロは鍵かけられた空間?

芸術を読み解く
06 /16 2013
chiostro(キオストロ)は修道院の建築構成の一部です。
天井のない空間を中心におき、その周りを天井付きの回廊が巡る形をしています。
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そしてキオストロから修道院の他の空間(食堂、参次会室、教会等)に繋がっています。
キオストロの最初の例はベネディクト会の修道院に見られますが、他の修道会でも同じ構成をしていました。

「キオストロ」という言葉は「claustrum」というラテン語の言葉からきていて「鍵、錠前、ロック」という意味になります。
「世俗の世界から修道僧の別離」を表しているんですね。なので実際に鍵で閉ざされているわけではありません。
ちなみに「clausura クラウズーラ」は「修道院内の俗人立ち入り禁止区域」「隔離された場所」となりますが、この言葉の使用はイタリア語だけに見られるものだそうです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。