デカメロンにも出てくるフィアスコ

イタリアのトリビア
10 /02 2013
その昔、キャンティワインは「フィアスコ」というボトルに入っていました。

瓶の首は細く長く、下部が広がっていて藁を編んだものに包まれています。
ガラスの色は透明か、緑か、白。
藁を編んだ部分によって安定して転がることがなく、また衝撃にも強くなっています。
フィアスコを馬車の上に積んでいる様子。
フィアスコ3

15世紀の絵画の中にも表現されているフィアスコ、一体いつの時代から普及していったのでしょうか?
フィアスコ1

最初のフィアスコに関する記述は14世紀に発見することができます。
1349〜1353年の間に書かれたボッカッチョの「デカメロン」は100話の小さなエピソードを含む物語ですが、その中の2つの話にフィアスコが登場します。
フィアスコ2

以前、フィアスコはガラスの工房で専門のマエストロが制作していましたが、上塗りのコストや保管が難しいこともあって、現代ではだんだんと少なくなってきていました。

ところがその独特な形がキャンティワインのシンボルでもあるということで、復興の兆しがあるようです。
しばしばフィアスコに入っているキャンティを見かけることができます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。