要塞の堀にされたムニョーネ川

フィレンツェ市
11 /06 2013
フィレンツェの駅前広場から大聖堂につづくメインストリート。軽くカーブしているこの通りはVia Panzaniという名前がついています。
この通りの名前、その昔はVia del Pantanoだったそうです。
pantano(パンターノ)とは「ぬかるんだ土地、湿地」という意味です。
その昔このあたりにはムニョーネ川が流れていたのです。
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ムニョーネ川と言えば、今は駅の裏手の要塞横を流れています。
今とはずいぶん違った位置を流れていたものですね。

ムニョーネ川は大聖堂のすぐ近くにあるサン・ロレンツォ聖堂がある丘の周りをぐるりと流れるコースをとっていました。
ところが16世紀にフォルテッツァ・デル・バッソという要塞が建設された際に、要塞周りのお堀にこの川が流れるように、大きくコースを変えられたのです。

町の南側にはアルノ河があるので、町の南の防衛にはアルノが役立っていたのでしょう。実際、第二次世界大戦中にはアルノ河を隔てて、連合軍とナチス軍が対峙していたそうです。

平野であるように見えるフィレンツェ中心街。昔の記録を読むと、今より起伏があった土地だというのが面白いですね。

参照 「Conosci Firenze?」Maurizio Naldini Edizioni Clichy
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。