葡萄畑の仕様

イタリアのトリビア
12 /01 2013
葡萄畑づくりには、色々な仕様があります。
日本には棚造りのものが多いですよね。それは湿気が多いためだとか。
ヨーロッパみたいな葡萄畑は日本にもあるのでしょうか?
調べてみたところ、山梨県勝沼の農家の紹介に垣根造りの葡萄畑がありました。
日本ではワイン造りの1位は山梨県、2位は長野県ということです。

さて葡萄畑の作り方は何種類あるのか?
トスカーナだと素人目にはみんな同じように見えるのですが…

葡萄畑の主な仕様は4種類です。

棒造り
急斜面用
支柱の棒に葡萄樹の幹を固定、若い枝を2本ハート型に丸く曲げて固定

棚造り
高温多湿の地方でカビによる病気を防ぐため、風通しのよいこの方式を使う。日本ではほとんどがこの方式
高い支柱を立て、葡萄棚に枝やつるを這わせる。面積辺りの収穫量が高い。
vigneto1

株造り
温暖で乾燥した地域、風の強い地域
幹に短い支柱を立て、上部の枝を数本取り、そのまま垂直に育てる。棒造りより葡萄は低い位置に生る。イタリアではalberelloと呼ばれる(アルベレッロは庭園の剪定方法でもあるので、葡萄畑に限られない)
vihneto4

vigneto2

垣根造り
トスカーナでは一番ポピュラーな作り方。
ぶどう畑に立てた支柱に張ったワイヤーで垣根をつくり、それに沿ってブドウを植えていく。伸びた枝をワイヤーに結びつけて延ばす。根から房までの距離が短く、樹よりも房により多くの栄養が届く。
上記の山梨県の葡萄畑でも「ワイン用に一粒一粒の糖度を高めるよう、垣根仕立ての栽培方法にも取り組んだ」そうです。
vigneto3

また枝の張り方、一株から何本の枝を伸ばすのか、葉はどのくらい剪定するのかなど、奥が深〜い世界のようです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。