ポッジョ・ア・カイアーノ(9)ビリアードの間

フィレンツェ市
03 /07 2014
フィレンツェ近郊のポッジョ・ア・カイアーノにあるメディチ家別荘を紹介するシリーズです。
同別荘は2013年よりユネスコから世界遺産に登録されました「メディチ別荘と庭園」のひとつです。

今日、ご紹介するのは別荘1階の「ビリアードの間」です。
ビリアードの間の装飾は1865〜1871年にされました。イタリアが統一され、フィレンツェがイタリアの首都であった時代に当たります。イタリア王となったサヴォイア家が好んだ古典主義のテイストの芸術家や建築家が別荘の内装を担当しました。
このビリアードの間を装飾したトリノの芸術家ドメニコ・フェッリもそのうちの1人です。彼はトリノからサヴォイア家に従ってフィレンツェの土地に赴き、ポッジョ別荘に限らずサヴォイア家のいくつかの邸宅の近代化をはかりました。
天井にはプットーたちが屋根の上にテントを張ろうとしている場面が描かれています。
ビリアード1
そしてそれぞれのルネッタ(半円形)の中ではプットーが二人ずつ描かれていますが、ルネッタは12個あり、それぞれ12ヶ月を表現しているのではないかと推測されています。

果物を採っているプットーたち
ビリアード2

魚を捕っているプットーたち
ビリアード3

花を贈るプットー
ビリアード4

ビリアード台は19世紀初期のもので、一台はルッカの邸宅から運ばれてきました。それ以外の家具は19世紀中頃に造られ、ピアチェンツァの邸宅から運ばれてきました。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。