ポッジョ・ア・カイアーノ(13)昼食ホール

フィレンツェ市
03 /26 2014
フィレンツェ近郊のポッジョ・ア・カイアーノにあるメディチ家別荘を紹介するシリーズです。
同別荘は2013年よりユネスコから世界遺産に登録されました「メディチ別荘と庭園」のひとつです。

今日は別荘の2階、レオ10世の間に続く「昼食の間 sala da pranzo」です。

天井の中央に大きなフレスコ画「祖国の父コジモ1世の神格化 Apoteosi di Cosimo Pater Patriae」があります。
17世紀のアントン・ドメニコ・ガッビアーニの作品です。
コジモの神格化
ガッビアーニはバロック後期の画家で、特にトスカーナ地方で活動しました。17~18世紀にフィレンツェアカデミーで最も活躍した画家の1人で、メディチの評価も高かった芸術家です。その活動初期はルーベンスの友人のシュステルマンスのもとで学びました。その後ローマとヴェネツイアで学び、フィレンツェに帰ってからはメディチ家の肖像画や様々な宮殿のフレスコ装飾で作品を残していきます。

ポッジョ・ア・カイアーノの天井画では、擬人化された「フィレンツェ」がコジモをユピテルに紹介しています。オリジナルではもっと豪華な額縁がありましたが、サヴォイア家の時代にシンプルなスタイルに替えられたそうです。

鏡や暖炉はネオルネッサンススタイルの19世紀のもの。家具はサヴォイア家のパルマの邸宅から運ばれてきたものです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。