中世のドルと言われたフィオリーノ、どこで鋳造していたの?

フィレンツェ散策
04 /14 2014
フローリン金貨(イタリア語でフィオリーノ)は、13世紀〜16世紀に鋳造された金貨です。品質がよくデザインや金属の標準含有量にほとんど変化がなかったため、信用のおける通貨としてヨーロッパ中で使用されました。
またフィレンツェ共和国の銀行はヨーロッパ中に支店を持つ国際的大企業でしたので、これがフローリン金貨の普及に一役買いました。

フィレンツェ共和国内のどこに、このフィオリーノを鋳造する場所があったのでしょうか?
アルノ河沿いの「ゼッカの塔」が鋳造所でした。ゼッカという言葉の意味が「造幣所」です。
アルノ河の水力を利用して鋳造用のハンマーを動かしていたのです。
ゼッカ2

ゼッカの塔より以前には、造幣局はヴェッキオ宮殿の近くにありました。ここでもスケラッジョ川の水力を利用していたそうです。現在のウッフィツィ美術館とヴェッキオ宮殿の間の道の部分に、昔はスケラッジョ川が流れていました。

19世紀にポッジの都市計画によって、フィレンツェの城壁が取り壊される前は、ゼッカの塔は城塞の中心にそびえ立っている姿であったそうです。

城壁が壊される前のゼッカの様子
ゼッカ1
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Re: なるほど!

こんにちは!
イタリア語習っていらっしゃるんですね!
「ダニ」と「造幣局」が同じ言葉なんて…なんかつながりがあるんでしょうかね?
そこらへん調べたら面白いかもですね!
こちらこそよろしくですv-238

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。