インフェルノで巡るフィレンツェ その1

フィレンツェ市
04 /21 2014
「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンによる新しい小説「インフェルノ」では、フィレンツェ生まれの詩人ダンテが話のキーポイントとなっています。
また小説の前半はフィレツェを舞台としていて、2014年には映画化されるということですね。

そこで小説の舞台になっている場所をフィレンツェの町で巡ってみようというシリーズです。
「 」部分は全て、「インフェルノ」角川書店 越前敏弥訳からの抜粋です。
小説をまだ読んでいない人にはネタバレとなりますのでご注意ください。

まずはプロローグにて、一人称の謎の人物が追いつめられバディア・フィオレンティーナ教会の鐘楼から飛び降ります。
「わが祈りを唱え…わたしは最後の一歩を奈落へと踏み出す。」
inferno2

物語は本編へ。主人公のラングドン博士は病院で目を覚まし、頭に傷をおっていること、記憶を一部失っていることを発見します。
自分がなぜかアメリカではなくフィレンツェにいることに、窓の外にヴェッキオ宮殿を発見して気づきます。
「ラングドンはその中世の建物を知っていた。それは世界にひとつしかない。」
inferno15
ヴェッキオ宮殿のファサードが見える位置に病院はありませんが…フィレンツェのシンボルを見つけることによってフィレンツェにいることを確信する演出ですね。

暗殺者の手を逃れ病院から脱出したラングドンは女医のシエナの家に身を寄せたあと、「cerca trova」という言葉に導かれフィレンツェ旧市街に戻ろうとします。
ところが旧市街の入り口であるロマーナ門で検問があることに気づきます。
「芝のロータリーにはピストレット作の大きな彫像が鎮座している。ひどくかさばる荷物を頭に載せて、門から去ろうとする女の彫像だ」
porta romana

ラングドンとシエナは検問を逃れ、門手前のポルタロマーナ美術学校の庭からボーボリ庭園に侵入します。
「小島にレモンの木と彫像がある楕円形の池をじっと見た。彫像は水面から踊りあがる馬を御しているので、名高いペルセウスの像だとわかった。」
inferno8
ちなみにこの学校の前は一般の人も自由に入れる公園で、小説のように学生証をみせるなどの手続きはいりません。
そしてボーボリ庭園への入り口はピッティ宮殿以外にも2カ所あって、ロマーナ門の横からも入場可能です。話に緊迫感を出すため、ボーボリ庭園唯一の入り口はピッティ宮殿ということに?

ここからしばらくお庭の中を無人探索機から逃げ回りながら、散策です。このあたり観光しているみたいな感じです。
「トンネルの両側には、剪定されたトキワガシが隙間なく立ち並んでいる(中略)頭上で絡み合う枝が木の葉の天蓋をつくっている。」
inferno1
ここは隠れ道みたいで通ってみたくなりますよね!

そして庭園の中心部へたどり着きます。
「不届きにも地元の人々からフォークの噴水と呼ばれるこの場所は、庭園の中心部と見なされている。」
inferno5
ここまでくればピッティ宮殿はすぐそこ。しかしピッティ宮殿にはすでに追手が迫っていた!

次回に続く!
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。