インフェルノで巡るフィレンツェ その3

フィレンツェ市
04 /23 2014
「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンによる新しい小説「インフェルノ」では、フィレンツェ生まれの詩人ダンテが話のキーポイントとなっています。
また小説の前半はフィレツェを舞台としていて、2014年には映画化されるということですね。

そこで小説の舞台になっている場所をフィレンツェの町で巡ってみようというシリーズ第3弾です。
「 」部分は全て、「インフェルノ」角川書店 越前敏弥訳からの抜粋です。
小説をまだ読んでいない人にはネタバレとなりますのでご注意ください。

「天国の25」というヒントが、ダンテの神曲「天国編 第25歌」にあるのではないかと考えたラングドン、ダンテの家に向います。
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ところが美術館はお休みだったのです!月曜日は美術館は定休日の場所が多い…観光のポイントですね。
ラングドンが言う「そこでダンテの愛読者が集まる場所」サンタ・マルゲリータ・ディ・チェルキ教会に向います。
小説ではちょっと歩くような記述になっていますが、この教会はダンテの家の斜め向いです。
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「ベアトリーチェ・ポルティナーリは薄幸の恋人たちの守護聖人並みの存在になっている」
墓の横の籠に恋の悩みを解決してほしいと祈りの手紙を置くとご利益があると書いてあります。これは知りませんでした。
こちらが墓石。
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結局、旅行客のiPhoneを借りてネットで25歌の中に「洗礼盤」という言葉を見つけ、今度はサンジョバンニ洗礼堂へ。
洗礼堂は開館時間前だったので、なんと二人は天国の扉を開けて侵入…
いや、そんな目立つところから入らんでも…
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前の鉄さくは横に開くのではなく、下に沈むタイプ。これ、ラングドンはどうやって開けたのか。
「押し開ける」と書いてありますね。まあ、天国の扉から入ったほうが劇的ですもんね。他の2枚の扉よりね。

「琥珀を思わせるあでやかな金色の天井には、百万個を越えるズマルトの輝きが不規則に反射している」
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ダンテの時代の洗礼盤は解体され、今はその一部がドゥオーモ付属美術館に展示されています。
現在、洗礼堂にある洗礼盤はこちら。
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「大理石に彫刻を施した背の高い六角形の台座が置かれている。」

この洗礼盤の中にダンテのデスマスクを発見したラングドンは、マスクの裏に刻まれた暗号を解読。
物語の舞台はヴェネツィア、そしてイスタンブールへと移っていきます。
なのでフィレンツェが舞台の場面はここまでです。

訳者あとがきに「ダン・ブラウンが重要な作家である理由」のひとつが「観光事業に多大な貢献をしていること」と書かれていまして、まさにその通りだなと思いました、イタリアはかなりお世話になっていますよね。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。