ミケランジェロが設計したラウレンツィアーナ図書館 その1

フィレンツェ市
04 /24 2014
「La Biblioteca Medicea Laurenziana メディチ家のラウレンツィアーナ図書館」は手稿のコレクションとして世界で最も重要なもののひとつです。
また建築は1519〜1534年にミケランジェロの設計により建設されました。
サン・ロレンツォ教会の左に入り口があります。教会横の修道院の中庭の上部に図書館が見えます。
bi lau3

図書館が所有しているのは
68,405巻の印刷物
4,058巻のインキュナブラ(初期刊行本)
11,044巻の手稿

またイタリアで一番多くのエジプトのパピルスを所有している図書館でもあります。

図書館はメディチ家のジュリオ枢機卿の希望によって建築されました。後に法王クレメンテ7世になる人物です。
1519年 ミケランジェロに依頼
1524〜1534年 ミケランジェロ自ら建築を指揮
(クレメンテ7世の死によりミケランジェロはフィレンツェを離れます)
1548年 コジモ1世の命令により、建築再開。ミケランジェロは嫌々ながらもローマにいながら建築を指揮。実際の工事はイル・トリボロ、アンマンナーティ、ヴァザーリの手によってされました。
1558年 ミケランジェロは入り口ホールの階段の木製モデルを提出
1571年 工事終了。この年に一般公開。

ミケランジェロのもっとも重要な建築作品です。ミケランジェロは閲覧室の本を読む椅子や台までデザインしたそうです。またルネッサンス後期のマニエリズムの建築の中でも重要な作品に位置づけることができます。

次回は内部を紹介します。

参照
Franca Arduini, Biblioteca Medicea Laurenziana: come un'istituzione antica ha progettato il suo futuro, in "Biblioteche oggi", vol. XXVIII, n. 5, giugno 2010
Marta Alvarez Gonzáles, Michelangelo, Mondadori Arte, Milano 2007.
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。