ウッフィツィ特別展「純粋にてシンプル、自然」

芸術を読み解く
08 /23 2014
フィレンツェで2014年6月17日〜11月7日まで特別展が行われています。

題名は「Puro, semplice e naturale ピュア、シンプル、ナチュラル」
mostra uffizi2

16世紀から17世紀にかけてフィレンツェで制作された作品がテーマです。
画家はアンドレア・デル・サルトやフラ・バルトロメーオから始まり、サンティ・ディ・ティート、エンポリ、そしてバロック時代のロレンツォ・リッピまでの流れを追っていきます。

アンドレア・デル・サルト「受胎告知」部分
mostra uffizi1

15世紀の伝統を越え、ヴァザーリが「マニエラ・モデルナ(モダンな様式)」と呼んだ様式へと移っていく時代。
ルネッサンスからバロックへの過渡期です。
15世紀の様式をすでに過ぎ去った様式と考え、レオナルド、ミケランジェロ、ラッファエッロの三大巨匠を頂点としながら、そこから新しい様式を生み出そうとした時代でした。
自然を忠実に芸術作品の中で再現し、宗教画に説得力を持たせます。
これにはトレント宗教会議にて対抗宗教改革運動が採択された歴史とも連動していました。

それにしてもこのマニエリズムの時代の特別展はストロッツィ宮殿でも行われたばかりで、本当にフィレンツェはマニエリズム好きだなと思われます。ストロッツィ宮殿のほうはポントルモとロッソ・フィオレンティーノに焦点があててありました。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。