パラティーナ特別展2014 ヤコポ・リゴッツィ 宇宙的すぎる画家

フィレンツェ市
09 /28 2014
フィレンツェのパラティーナ美術館で行われていた特別展「Jacopo Ligozzi-pittore universalissimo」を紹介します。開催期間は2014年5月27日〜9月28日です。

リゴッツィは1547年にヴェローナで画家と手工業を営む家庭に生まれました。
1578年にトスカーナ大公フランチェスコ1世に呼ばれ、フィレンツェに移り住むことになります。
ジョルジョ・ヴァザーリが亡くなると、その跡を継いでメディチ宮廷の専属画家とデザインアカデミア(Accademia delle Arti del Disegno)の責任者となります。

16世紀のボローニャの著名な博物学者ウリッセ・アルドロヴァンディはイタリア各地に採集旅行をして植物を収集し分類しましたが、多くの動植物誌を執筆したする時にJacopo Ligozzi、Giovanni Neri、Cornelio Schwindらの画家を伴い図を描かせたそうです。
アルドロヴァンティはリゴッツィの描写力を絶賛していて、彼のイラストはヨーロッパ中で有名になりました。

リゴッツィはフィレンツェではラルガ通りのCasino Mediceoに工房を持ちましたが、これはメディチ家の植物園の前にあったのです。ここでフィレンツェ滞在初期は珍しい植物の写生に力を注いだのです。

以下、パラティーナ美術館での展示物です。

動物や植物が詳細に描写されています。
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メディチ家の宮廷のイベントで舞台や衣装のデザインなども行っていました。
こちらは2点「da caproccio 気まぐれな」と題された杯です。
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リゴッツィがデザインした貴石モザイクです。
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パラティーナ美術館の特別展は入ってすぐの白の間から始まります。
特別展がなければ入れないお部屋に展示されているので、建物の鑑賞の機会でもあります。
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次回はリゴッツィの宗教画家としての一面を紹介します。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。