メディチ家礼拝堂特別展2014「芸術と政治」メディチの菩提寺

ドゥオーモ地区
10 /15 2014
メディチ家礼拝堂の特別展をご紹介する第3弾です。
期限は2014年4月8日〜11月2日で題名が「art & politics」副題が「プファルツ選帝侯妃と、サンロレンツォにおけるメディチ後援のラストシーズン」となります。

メディチ本宅から近いことがあって、サンロレンツォ教会はメディチ家の菩提寺として使われてきました。
主祭壇地下には「祖国の父」コジモの墓がありますし、ブルネレスキ設計の旧聖具室にはコジモの父ジョヴァンニやコジモの息子ピエロの墓が設置されています。
そしてミケランジェロ設計の新聖具室には「豪華王」ロレンツォや弟ジュリアーノ、さらにはロレンツォの息子や孫の墓があります。
また君主の礼拝堂地下にはメディチ分家の家系から出た黒隊のジョヴァンニからメディチ最後のアンナマリアの墓までが揃っています。

特別展ではサンロレンツォ教会で営まれたメディチ最後の人々の葬式の様子を窺い知ることが出来る版画が展示されていました。
こちらはメディチ最後のトスカーナ大公となったジャンガストーネのお葬式です。
cm12
祭壇への階段や、祭壇上の天蓋、両サイドに並ぶ彫刻など、現在の教会とはかなり違った様子です。

このガストーネの姉として生まれたアンナマリアルイーザが最後のメディチとなりました。
子供時代のアンナマリア。
cm5

そして少女時代のアンナマリア。夫のプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルムとの仲は良かったようですが、子供はできませんでした。
cm4

こちらは葬式前、ピッティ宮殿におけるアンナマリアの遺体展示の様子。
cm7

ピッティ宮殿からサンロレンツォ教会にアンナマリアの遺体を運ぶ葬列。
cm6

芸術のパトロンであったメディチ家の歴史の締めくくりとして、アンナマリアはサンロレンツォ教会と君主の礼拝堂の完成に力を注ぎました。そしてここに彼女も埋葬されたのです。

アンナマリアの最後のパトロネージをサンロレンツォに探すのもまた見学の一つの観点です。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。