イタリアのゼネラルスト

イタリアのトリビア
12 /19 2014
2014年、秋からイタリアはストライキが度々行われています(毎年、秋はストライキが多い傾向です)
フィレンツェのウッフィツィ美術館でも何回かストライキがありました。
ただウッフィツィ美術館のストライキは「職員会議」という名で行われます。この場合、1日中閉まっているわけではなく、いつもより遅く開館して、早く閉館します。ですから我慢強く待てば入れるのです。

それと違って「ゼネラルストライキ」の場合はウッフィツィ美術館も1日閉まっている可能性が高くなります。
12月12日に行われたゼネラルストライキ、フィレンツェ大聖堂前のデモ行進の様子です。
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陽気な鼓笛隊を先頭に練り歩いていきます。「CGIL」「FIOM」などの色鮮やかな労働団体の旗が目印です。
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現在のイタリア政府レンツィ首相は労働法の改定を目指しており、これを「JOBS ACT」と呼んでいます。
アメリカスタイルを目指すということなので、英語を使ったのでしょうか。
今までに比べると「正当な理由がなくても、もっと簡単に社員を解雇できるようになる」とのこと。非正規社員が増え続けているところも日本と同じです。

イタリアは以前に比べるとかなり弱まっているものの、まだ労働団体が大きな影響力を持って積極的に活動しています。
美術館や交通機関のストライキは観光のお客様には大迷惑ですが、イタリア国民が労働者の権利を守るために活動する機会であることをご理解ください。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。