「小さい靴する」って?

イタリア語の愉しみ
12 /28 2014
イタリア語の言い回しに「fare la scarpetta」というのがあります。
「scarpetta」は「小さなscarpe(靴)」のことで、子供靴や婦人靴、バレエシューズのような軽いスポーツシューズを表現する言葉です。

それでは「fare la scarpetta(小さな靴をする)」とはどんな意味なのでしょう?
それは「パンの欠片で皿の底のスープやソースを拭う」ことです。
パスタなどを食べ終わったあと、ソースが残っているともったいないので、この方法でソースをすくって食べます。

なぜこの行為を「小さな靴をする」というのか?
由来には2つの説があって、靴を道路で引きずると色んなものがくっついてくる例えから。
もう一つは「scarsetta」(少なくなった、不足している)という言葉から来ているという説です。貧しい人が残飯も食べるという意味からきているということなんですね。
「fare la scarpetta」はあまりお行儀のよい行為と見なされていないのです。でもパスタのソースが美味しかった時にはつい、やってしまうんですよね…
fare la scarpetta1

ちなみにアメリカの小説家 Patricia Cornwellの代表作「検死官」シリーズの主人公がKay Scarpettaという名前です。イタリア系アメリカ人が主人公になっている物語ってけっこうありますよね。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。