白と黒のバルザーナ(二色紋)は「ストロンカート」

シエナ県
01 /24 2015
シエナの町の紋章はバルザーナと呼ばれる二色紋です。
これはシエナの町起源の伝説に由来していると言われます。
バルザーナ

「古代ローマを建国した双子ロムルスとレムス。そのレムスの子であるセニウスとアスキウスが、神から授かった黒と白の駿馬にまたがり、狼と双子の像をたずさえてトスカーナの地にたどり着いた。
そしてカステルヴェッキオと呼ばれる丘の上に要塞を築き、カステル・セニオ(セニウスの城)と名付けた。これがシエナの町の名前の由来である。
そこでアポロとディアナに感謝の捧げものをすると、アポロの祭壇からは黒煙が、ディアナのそれからは白煙があがった。これがバルザーナの起源である」

イタリアの紋章学ではこのように上下二分割にされるものを「ストロンカート(切り落とされた)」と呼びます。
(英語 パーティ・パー・フェス)
紋章2

そして左右二分割だと「パルティート(分かれた)」
(英語 パーティ・パー・ペイル )
紋章1

二分割の紋章には斜めに分割されたものもあり、それぞれ名前が
左上から右下にわたる直線で分割「トリンチャート(切り刻んだ)」
(英語 パーティ・パー・ベンド)
紋章4

右上から左下にわたる直線で分割「タリャート(切断した)」
(英語 パーティ・パー・ベンド・シニスター)
紋章3


紋章にはさらに3分割、4分割、多分割されたものがあり、それぞれ名前があります。組み合わせは無限大にありそうですね。

参照はこちら
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。