天空の町のパーリオ

ローマ
03 /15 2015
ラツィオ州のチヴィタ・ディ・バーニョレージョの町は、地盤の浸食作用により町の周囲が削られているので「死にゆく町」とか「天空の町」と呼ばれています。

2015年現在、6人しか住人がいないというこの町で行われるイベントがあります。
年2回(6月と9月)のパーリオです。トンナのパーリオ Il Palio della Tonna と呼ばれています。
町の中心にある広場、サン・ドナート教会の前で開催されます。
チヴィタ2
広場は今まで石畳がしかれたことがなく、ずっと土の地面なのですが、それはパーリオを行うためだとか。
シエナのパーリオは馬を走らせますが、チヴィタのパーリオはロバを走らせます。
以前は町に通じるたった1本の橋をロバを使って物資を輸送していたためです。現在は決まった時間にバイクが走れるようになっています。

年2回の祭りはそれぞれ聖母(Madonna Liberatrice)と聖なる十字架(Santissimo Crocefisso)を讃えるためのものです。
優勝者は地元のアーチストがデザインしたパーリオ(優勝旗)を手に入れます。

広場にあるサン・ドナート教会は5世紀に建築され、7世紀からバーニョレージョ教区のカテドラル(司教座付き教会)となっていました。時代を経て改築されていったものの、ロマネスク様式の一部が残っています。ファサードはルネッサンス様式になっています。
17世紀の地震で大きな被害を受け、司教座は近くの町に移されました。
ちなみに鐘楼には基盤の石として2つの古代エトルリアの石棺が使われています。
また教会内部にはペルジーノ派のフレスコ画と、ドナテッロ派の15世紀の木彫り十字架像があります。

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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。