カッシーニの日時計

エミリアロマーニャ州
07 /28 2015
ボローニャのサン・ペトローニオ教会にはカッシーニ制作の日時計があります。
ボローニャの日時計1
1655~1657年に制作されたもので、床の上に大理石のラインが嵌め込まれています。
天井には小さな穴があり、毎日一定の時間になるとその穴から差し込んだ光が、大理石のラインの上に当たります。
ラインの上には月の星座や夏至冬至の日が記されていて、太陽の光は1年をかけてこのラインの上を往復するのです。
夏は太陽の位置が高いので差し込んだ光は床でほぼ正円の形となり、冬は太陽の位置が低いので楕円となります。

以前この教会にはダンティが作ったグノモン(日時計の指時針)があったのですが、当時はまだ聖堂の建築中で、グノモンがあった壁が取り壊されることになりました。この代わりにカッシーニが日時計を作ったのです。
長さが66,8mもあり、今でも世界で一番大きな日時計です。
ボローニャの日時計2
ジョヴァンニ・ドメニコ・カッシーニは、ジェノヴァ共和国で生まれたイタリア人天文学者で、ボローニャ大学で天文学を教えました。後にフランスで帰化してジャン=ドミニク・カッシーニと名乗ります。
パリ天文台の初代台長で、木星の大赤斑や土星の4つの衛星を発見したり、土星のの輪は複数の輪で構成されていることを発見して、一番外側の隙間にはカッシーニの間隙と名付けられました。
また太陽系の大きさを計算したり、本格的な経度の計測にも成功しています。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。