サーラボルサ図書館 証券取引所から図書館へ

エミリアロマーニャ州
08 /05 2015
ボローニャ市のサーラボルサ図書館は2001年に落成しました。ボローニャ政府の建物であったアックルズィオ宮殿の中にあります。
サーラボルサ
図書館の床の下には様々な時代の遺跡が残っていて、見学可能となっています。紀元前7世紀のヴィッラノーヴァ文明から、エトルリア文明、紀元前189年に建設された古代ローマ都市関連まで、特に公共の建築物と宗教的建築物があります。

西ローマ帝国滅亡後にはボローニャにも衰退の時期がありましたが8世紀に再び隆盛し、古代ローマの遺跡の上にギッベリーニ派の建築がつくられ、その中でもアックルズィオ家のものが目立ちました。
16世紀に今図書館がある辺りは埋められ、博物学者ウリッセ・アルドロヴァンディにより植物園が造られます。この植物園は18世紀にはサンドナート門のあたりに移設されました。

19世紀に現在の建物が造られSala Borsa(サーラボルサ=証券取引所)として使われます。

その後2001年に図書館となりました。図書館内部はその部屋によって適応する年齢が違っています。
母親が幼児をつれてくる部屋、小学校までの子供が使う部屋、中学生用、高校生用、新聞を読む場所、オーディオ関連の部屋など、多岐に渡っています。
館長の話によると
現代では図書館の「単に本を読む場所」としての役割はだんだん小さくなっていく。それはタブレットなどが普及しているためだ。これからの図書館は「人とコンタクトを持つ場所」としての役割を増やしていくべきである。
とのことでした。
まるで大きな広場を中央にもち、それを囲むような形で様々な用途の部屋が配置されている、図書館好きにはたまらない空間となっています。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。