囁く声が聞こえるポデスタ宮殿

エミリアロマーニャ州
08 /06 2015
ボローニャのポデスタ宮殿はマッジョーレ広場に面しています。
正面にはサン・ペトローニオ教会が、右にはコムナーレ宮殿(ダックルズィオ宮殿)があります。
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ポデスタ宮殿は1200年代に建設されました。その時代からマッジョーレ広場とともに市民の公的機能を持つ空間であり、ポデスタ(中世都市国家の司法長官)の本部として使われてきました。

現在の姿はオリジナルのものとはかなり異なっており、それは横に1244年からエンツォ王宮殿が建設されたのが大きな原因です。

ポデスタ宮殿の一階にはヴォールト(穹窿)の天井をもった2つの通りが交差していて、宮殿の下を通り抜けることができるようになっています。
この交差地点では面白い実験をすることができます。
交差地点の対角線、ヴォールトの根元の柱に2人の人間が背中合わせに、つまりそれぞれ壁のほうを向いて立ちます。そして1人が壁に向って小声で話すと、ヴォールトを伝わってその声が対角線の場所にいる人に聞こえるのです。

こちらは宮殿正面下のポルティコ。バールが入っているので、マッジョーレ宮殿を見ながらカフェタイムができます。
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ポデスタ宮殿のアレンゴの塔は1259年建設で、非常事態時にはこの塔の鐘がその音で人々を集める役割を持っていました。

15世紀にはアリストーティレ・フィオラヴァンティがロマネスク様式であった宮殿正面を、ルネッサンス様式に改築しました。これはベンティヴォーリョ家の依頼によったものですが、工事が終わる前にベンティヴォーリョ家が町から追放されたために、工事を完成することができなかったそうです。

参照 Emilia-Romana Guide d'Italia Touring Club Italiano
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。