サンミニアートの「至の日時計」

フィレンツェ市
10 /02 2015
フィレンツェのサン・ミニアート・アル・モンテ教会内部の床の象眼細工は1207年の作品です。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂と並んで町では象眼の傑作となっていますが、特に星座の部分が素晴らしく、またこの2つの星座象眼がまったく同じ模様になっています。
sm al monte1
このサン・ミニアートの星座に関して、2011年に天文学の新しい発見がありました。
「至の日時計 meridiana solstiziale」
ヨーロッパの中でこのような機能をもつ最も古い例の一つだそうです。

夏至の日の正午近くになると、一条の陽光が蟹座の部分を照らし出すようになっています。
sm al monte2

この機能は細工が施されてから、800年を経て再発見されたものです。
洗礼堂の星座は「天文学のためにつくられた」と記録があり、実際に13世紀の改築までの2世紀間は日時計の役割を持っていました。しかしサンミニアートのほうには記述が無かったため、単なる装飾であると考えられていました。

参照 Osservazione del solstizio d’estate in San Miniato al Monte
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。