眠れるアモル

フィレンツェ市
11 /23 2015
ウッフィツィ美術館は「ヴィーナスの誕生」や「春」といった絵画作品で有名ですが、最上階には古代彫刻もずらりと並んでいて、貴重なコレクションとなっています。
古代彫刻やルネッサンス時代の彫刻など、その一部に触れていきたいと思います。

「眠れるキューピッド(アモル)」
ヘレニズム時代の作品の古代ローマ時代のコピー、黒大理石製
amor

この作品はウッフィツィギャラリーの中でももっとも古い作品の一つです。
1477年にメディチ家当主ロレンツォ豪華王の所有となりました。子供の墓の装飾だったと考えられています。

小さなアモルはライオンの皮の上に眠っていて「愛が力に勝つ」ことを示しています。
またケシの花と睡眠薬の煎じ薬を飲む角の存在から、眠りが誘導されたものであり、再び目覚めることができる可能性の死の隠喩とされます。

置かれているのは、第一の廊下が終わりを左にちょっと曲がった場所です。少し見つけにくい場所かもしれません。パラティーナ美術館にあるカラヴァッジョの眠るアモルの絵や、ミケランジェロが彫った眠れるアモル(これはどこにあるかわかっていません)もこの古代彫刻から影響を受けていたのでしょうか?

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。