ウッフィツィのルーパ(雌狼)

シニョーリア広場地区
11 /25 2015
ウッフィツィ美術館は「コ」の字型をした建築です。その最上階の中央部分に、赤い石の変わった彫刻が展示されています。
lupa
頭も足もないのでわかりにくいですが、雌狼の像です。
古代ローマを建設したのはロムルスとレムスという双子とされていますが、彼等は赤ん坊だった時に雌狼の乳を飲んでそだったという伝説があります。雌狼の像は古代ローマのシンボルなのです。

この作品は紀元前5世紀の作品を1世紀のころにコピーしたものです。
ローマにあったメディチ家の別荘から運ばれてきた作品で、斑岩からつくられています。

斑岩はファラオの石と呼ばれるくらいに当時は貴重なものとされていました。
なぜなら斑岩を1㎡磨くのに150時間もの作業が必要だったからです。
(ちなみにカッラーラの大理石は同じ面積を磨くのの5〜6時間の作業量です)

この固さと赤い色が権力の象徴として、人物の胸像に使われることもありました。

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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。