メディチの軍神マルス

シニョーリア広場地区
11 /26 2015
ウッフィツィ美術館2階の中央部分に3体の彫刻が展示されている中で、通路順の一番最初に展示されているのが軍神マルスの像です。
marte
16世紀のアンマンナーティの作。アンマンナーティはシニョーリア広場のネプチューンの噴水の作者です。
彫刻の題名は「marte gradivo」
gradivoは普通の伊日事典には意味が載っていませんでしたが、語源学の辞書ですと「強い、好戦的」という意味で、ラテン語由来でもギリシャ語由来でもなくトラキア(バルカン半島南東地域)発祥の言葉だそうです。

後にトスカーナ大公となるフェルディナンドが枢機卿であった時に所有していました。
17世紀にはローマのメディチ別荘前のロッジャにシレノス(ギリシャ神話の森の神)とともに設置され、ウッフィツィに移設されたのは1797年です。
またアンマンナーティの作品と認められたのは1929年のことでした。

マルテ(マルス)は、ダヴィデより以前、古い時代にフィレンツェの守護神でした。左手に刃の失われた剣を、右手には指揮棒を持っています。兜にはコジモ1世の星座である牡羊が表現されています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。