シレノスと子供のバッカス

シニョーリア広場地区
11 /28 2015
ウッフィツィ美術館2階中央部分に設置されている彫刻3体のうち、今日は最後の「シレノスと子供のバッカス」を紹介します。
bacco bambino1
シレノスはギリシア神話の森の神で、酒神ディオニョソスの従者である、半獣神です。
またディオニュソスはギリシャ神話での酒神の名前で、ローマ神話ではバッカスとなるわけです。
作品はブロンズ製で、メディチ家の枢機卿フェルディナンドの命により、ボルゲーゼ家が所有していたシレノスをコピーさせたものです。現在ボルゲーゼのシレノスはルーヴル美術館に展示されています。
1588年にはローマのメディチ別荘の目録に作品が載っており、17世紀中頃には対となるマルスと共に、庭のロッジャに展示されていました。
1787年にフィレンツェのウッフィツィに展示されることになります。
bacco bambino2
まるで我が子を見つめるかのようなシレノスの眼差しなど、ぐるりと回って鑑賞してみましょう。

ウッフィツィの中にはもともと、ローマのメディチ家別荘に展示されていたという作品がかなり多いんですね。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。