ルネサンスからマニエリズムへ過渡期の巨匠たち

シニョーリア広場地区
12 /09 2015
どんどん改築工事が進むウッフィツィ美術館、改装前のお部屋は壁が白かったのですが、改装にて壁に色がつくようになりました。元ミケランジェロ絵画があったsala 25(25番の部屋)からウグイス色の壁のお部屋が続きます。
ここは15世紀後半の作品が展示されることになりました。大部分がフィレンツェ出身の画家たちです。
この時期はルネサンスが終わり、16世紀初めのマニエリズムの時代に移っていく過渡期です。
それぞれの部屋のメインの画家の名前は…

sala25
アレッソ・バルドヴィネッティ 何人かの画家の絵画技術を試験的に試していきました。
ドメニコ・ギルランダイオ   フランドル派から学んだ自然描写とルネサンス文化の融合を図りました。

ギルランダイオ「東方三博士の礼拝」
ghirlandaio

sala26
コジモ・ロッセッリ 工房経営で成功し、「画家、企業家」の代表的な例となります。この工房からピエロ・ディ・コジモやフラ・バルトロメオなどの芸術家が育ちます。

sala27
ペルジーノ ウンブリア出身の画家で、フィレンツェで長い期間を活動しました。その工房でラファエロが修行します。その優雅さと形態の完璧さから「divino 神のような」と呼ばれました。

ペルジーノ「若い男性の肖像画」
perfino

sala28
フィリッピーノ・リッピ ボッティチェリ風の作風であった若い頃に、レオナルドの代わりに書いた「東方三博士の礼拝」が展示されています。

sala29
ロレンツォ・ディ・クレーディ アンドレア・デル・ヴェロッキオの工房で仕事を始め、ヴェロッキオの死後は、工房を引き継ぎました。レオナルドに影響を与え、後には反対にレオナルドから影響を受けたとされます。

sala30
ドリフォロのトルソ(この日記で紹介した「黒いトルソ」です)

sala31-32
ルカ・シニョレッリ コルトーナ出身の画家でミケランジェロより前の世代では、骨格や筋肉の肉体の表現が素晴らしい画家です。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。