サンマルコの画僧たち フラ・パオリーノ

サンマルコ地区
01 /13 2016
フィレンツェのサン・マルコ美術館といえば、画僧フラ・アンジェリコの作品があることで有名ですが、今日は同美術館に作品が展示されている他の画僧について見ていきたいと思います。

フラ・パオリーノ・ダ・ピストイアは16世紀前半に活躍した画僧です。

ピストイアのサン・パオロ教会「聖なる会話」
パオリーノ
パオリーノは、画僧ベルナルディーノ・デル・シニョラッチョの工房で美術を学びました。シニョラッチョはペルジーノの様式に影響を受けた画家で、パオリーノの作風にもそれが伺えます。

1503年 15歳の時にピストイアのドメニコ修道会に入ったパオリーノは、サヴォナローラの考えに共感していたと考えられます。

1509年 フィレンツェに移ったパオリーノは、サン・マルコの工房に入ります。この工房の当時の責任者はフラ・バルトロメオでした。パオリーノはバルトロメオの古典風の絵画に衝撃を受けます。

1517年 バルトロメオが亡くなると、パオリーノが工房の責任者となります。師匠が残したカルトーネやデッサンを、パオリーノは自分風に味付けをしながら、その生涯を通じて利用していきます。
この時期に、やはりサヴォナローラの影響を受けていたアンドレア・デッラ・ロッビアともコンタクトを持ちました。

1526年 ピストイアのサンドメニコ修道院の工房に移ります。この工房はパオリーノの死とともに閉鎖されました。

サン・マルコ美術館では、修道僧が使っていた大食堂に彼の作品が展示されています。丸い輪郭線が特徴の人物像が並ぶ宗教画となります。人物の優雅な仕草はペルジーノ譲りと聞くと納得がいきますね。

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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。