コルシーニ礼拝堂のルカ・ジョルダーノ

アルノ河南地区
01 /11 2016
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のバロック空間「コルシーニ礼拝堂」
フォッジーニの彫刻も素晴らしいですが、その天井画がまた華やかなので、礼拝堂の彫刻の説明と別にここに紹介をしておきます。

作者はルカ・ジョルダーノ。
この日記でもメディチ・リッカルディ宮殿の時に紹介しました。そちらの日記から彼に対する記述を転載します。

ルカ・ジョルダーノは、バロック後期のイタリア人画家で、ナポリ出身。若い頃はピエトロ・ダ・コルトーナのもとで働いていました。
ジョルダーノは非常に速く絵を描くことができ、「速描きのルカ (Luca, Fa-presto)」という愛称で呼ばれ、他の画家の作品を模倣できる才能から、彼は「雷鳴 (Fulmine)」あるいは絵画の「プロメテウス」というあだ名をつけられたりもしました。
ヴェネツィア派とローマ派の融合した絵画スタイルを持っていて、パオロ・ヴェロネーゼの装飾的な優美さ(ヴェネツィア派)と、コルトーナの生き生きとした複雑な画面構成(ローマバロック)を共生させた作風です。フィレンツェでは1682年から1683年にかけて活躍、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会 のコルシーニ礼拝堂のフレスコ画、クルスカ学会の天井画、メディチ・リッカルディ宮殿のフレスコ画を残します。


コルシーニ礼拝堂の天井画のテーマは「天国における聖アンドレア・コルシーニの栄光」で、1682年の作品です。
ルカ1

luca3

またペンナッキというアーチとアーチの間の三角形の部分には「美徳の偶像」が描かれています。
「神のことばの伝道」
luca5

「神の法の遵守」
luca4

「告解」
ルカ2

「瞑想」
luca6

華やかなバロック様式はフィレンツェでは珍しいので、コルシーニ礼拝堂が18世紀の火事で焼け残ったのは不幸中の幸いでした。
この教会は無料ですが司祭の方が厳しいので、見学は信者の方の邪魔にならないように気をつけてされてください。

イタリア第11版 [ 実業之日本社 ]

イタリア第11版 [ 実業之日本社 ]
価格:1,792円(税込、送料込)

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。