泥棒かささぎと正義の像

フィレンツェ市
01 /21 2016
メディチ家のコジモ1世がトスカーナ大公となった折に、その記念としてフィレンツェの街に3本の円柱が建てられることになりました。そのうちの一本が正義の円柱(サンタ・トリニタ広場)です。
この円柱に関して面白いエピソードがあります。

こちらはすぐ横にある塔型住居を利用したホテルの屋上から撮った写真です。
giustizia

円柱の頂上に正義の像が設置されてからすぐの頃に起きた事件。
ヴェッキオ橋の周辺でいつも遊んでいた子供達が、橋の宝石屋から幾つかの高価な石を盗んだと疑いをかけられます。
子供達は無実であることを主張しましたが、橋への立ち入りが禁止されてしまいます。
ところがその後も盗難が続いたのです。

数年後に真実が明らかになりました。
円柱の上にあった正義の像が掃除されることになります。正義の像は「天秤」を手にしているのですが、その皿の上にかささぎが巣を作っていました。そして巣の中から盗まれた宝石が発見されたのです。
正義2
よく巨大な彫刻の頭の上に鳥がとまっているのを見かけます。鳥にとっては美術品とかは関係ないですからね…
巣を設置するのに天秤のお皿はもってこいだったのでしょう。

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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。