聖フェリーチェの円柱

フィレンツェ市
01 /22 2016
メディチ家のコジモ1世がトスカーナ大公となった折に、その記念としてフィレンツェの街に3本の円柱が建てられることになりました。
◉正義の円柱(サンタ・トリニタ広場)
◉サン・フェリーチェの円柱
◉サン・マルコの円柱


今日は二本目のサン・フェリーチェの柱を見ていきたいと思います。
コロンナ
この柱は対シエナ軍のマルチャーノの戦いの勝利記念に建てられました。
マッジョ通りとロマーナ通りの交差点の広場にあり、セラヴェッツァ(ルッカ県)から切り出されたモノリスです。
サン・マルコ広場の円柱と一緒に切り出されましたが、そちらは次回に見ていきます。
長さ16ブラッチャ(9、4m)アンマンナーティが石切り場からの移動の責任者でした。

1527年に垂直に立てようとしたところ半分に折れたしまったため、ピボットで固定しましたが、柱頭も基壇もつけられないまま放置されていました。
コジモ1世は頂上に「平和の像」を設置しようと考えていたようです。サンタ・トリニタ広場の円柱の「正義の像」と、サン・マルコ広場の円柱の「信仰の像」と対になる予定だったのです。しかし作品が注文される前にコジモ1世は亡くなってしまいました。

1838年まで広場に残されていましたが、大公レオポルド2世が道を広くするために移動させられました。
また同じ場所に運ばれ、現在にように立てられたのは1992年のことでした。

参照 Gianluca Belli, Note sulla conservazione dei monumenti a Firenze tra sette e ottocento, 15-16, 1996.

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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。