聖人の涙

フィレンツェ市
01 /28 2016
ウッフィツィ美術館の最上階、改築が終わった部屋の中にラファエッロの師匠ペルジーノの部屋ができました。

エレガントで甘美な作風のペルジーノの作風は、磔刑やコンピアントといった悲劇の場面も柔らかくまとめられています。
この部屋はレオナルドやボッティチェリの部屋に比べると、いつもだいたい空いているのでゆっくり鑑賞できます。
(以前はレオナルドと一緒の部屋だったので、いつも混み合っていました)
そしてオリーブ色の壁の上に置かれ、ライティングも今までより考えた設置になっているのでしょうか、画面の細部までよく見えます。

コンピアントの場面をよ〜〜く見てみると…
gennaio19
イエスの頭部を支える人物の頬が涙で濡れているではないですか!

イエスの足を支えるマグダラのマリア。こちらも涙を流しています。
gennaio18

こちらはマリア様、呆然とした様子でやはり涙を湛えています。
gennaio17

ウッフィツィ美術館や大聖堂付属美術館の改築、あるいは特別展の展示などで、今まで見知った作品が展示方法によって全く違って見えるのが非常に面白いのです。
美術品展示方法の専門知識などを知ると、また美術館の違った楽しみ方ができそうです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。