ブルネレスキの目指した集中式建築

ドゥオーモ地区
02 /04 2016
ルネッサンス時代の代表的な建築家ブルネレスキ。
フィレンツェ大聖堂のクーポラの建築家として有名ですが、彼の晩年の作品に見られる「集中式建築」「集中的空間」とはどのようなものなのでしょうか?

「コトバンク」より
中心点または中心となる空間のまわりに従属的な空間が対称かつ均等に配置される建築。
平面では,円,正方形,正多角形が基本となり,中央部の屋根にはドームが採用されることが多い。
機能をこえるその象徴的な形態のため小宇宙のイメージを描き出すものとして,古代では聖なる空間の創成に用いられた。

教会では人が集まりやすくするため、長い形のお堂が多くなります。ラテン十字の形(十字架で縦軸が長い)などですね。
これに比べて集中式ではギリシャ十字(縦横同じ長さで中央で交差)の形の教会となります。

ブルネレスキはラテン十字の教会でも、交差部分は対称性を強調して「集中式建築」をイメージできるようにしていました。それがミクロコスモスのイメージだったんですね。

サン・ロレンツォ教会の旧聖具室
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サンタ・クローチェ教会のパッツィ家礼拝堂
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未完のロトンダ
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最後のロトンダが完全な集中式建築なのですが、これが未完のままだったのがなんとも惜しまれます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。