珊瑚は子供の魔除け

シニョーリア広場地区
02 /18 2016
ウッフィツィ美術館にあるマザッチョの小さな作品「くすぐりの聖母 Madonna del solletico」は、母がイエスの首元をくすぐっている、親子の情愛が溢れる作品です。
マザッチョ
よく見るとイエスの首には珊瑚のネックレスがかかっています。この珊瑚にはどの様な意味合いがあるのでしょうか?

オウィディウスの「転身物語」には、ペルセウスが海の怪物からアンドロメダを救った後、メデゥーサの首を下に置いた瞬間に生じたもので、石に変じた海藻の一種であるとされます。
古代ローマや中世の人々は、紅珊瑚には「病を癒す薬効」「悪魔の目をそらす力」があると信じていました。
こうしてしばしば魔除けとして子供の首にかけていたのです。

この絵のように珊瑚のそのまま形であるよりも、珊瑚からつくられた数珠の形をしている方が多いそうです。

参照 
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。