新聖具室の戴冠

ドゥオーモ地区
02 /27 2016
フィレンツェのサン・ロレンツォ教会の新聖具室はミケランジェロに設計によります(現在はメディチ家礼拝堂から入ります)しかしやはりミケランジェロの設計による、頂塔の飾りはあまり公に知られていません。
coronamento
丸屋根の上の頂塔、さらにその頂上を飾るcoronamento(屋根頂上の装飾、あるいは戴冠という意味もあります)は、球の上に十字架を載せるものが典型的です。
ミケランジェロは球ではなく、60面の三角形の集合体という多面体を作ることを望みました。
太陽の光を受けた時にダイヤモンドのように輝くことを想定したものです。
ダイヤモンドのの指輪はメディチ家の当主が個人的なインプレーザとして使用していました。
作品はクレメンテ7世の時代、1525年にジョヴァンニ・ディ・バルダッサーレの手によって制作されました。この年に新聖具室のクーポラが完成したからです。

バルダッサーレはil Piloto(水先案内人)というあだ名で呼ばれる、チェッリーニの友人にして、ミケランジェロの協力者であった彫金家です。
下部のライオンの頭は一つ一つが微妙に違う様子となっていて、彼の優れた技量を示しています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。