ヴィットーリアの宝物

ドゥオーモ地区
02 /28 2016
フィレンツェのメディチ家礼拝堂に入ると、最初に地下礼祭室を見学することになります。
cappelle medicee
ここにはメディチ家の人々の墓石とともに、聖人の骨を内部にはめ込んだ聖遺物箱が並んでいます。

これらはトスカーナ大公妃であったヴィットーリア・デッラ・ローヴェレ(フェルディナンド2世の妻)所有品でした。
それ以前の大公妃であったクリスティーナ・ロレーナ(フェルディナンド1世の妻)やマリア・マッダレーナ・ダウストリア(コジモ2世の妻)がピッティ宮殿の聖遺物の礼拝堂に所有していたものを受け継ぎ、宗教熱に動かされて、さらにコレクションを増やしていったものです。

聖遺物はローマのカタコンベから来ているものが多く、ローマの宗教界高官の手引きによって、教皇領から外に持ち出されました。
聖ザノービや聖トンマーゾの聖遺物箱には、ミケランジョロ・タルジョーニによって製作された銀製の丸彫の聖人の像が付いています。彼はメディチ家やフィレンツェの主な教会のために聖遺物箱を製作していました。
これらの聖遺物箱は当時の彫金のトップ技術を駆使して製作された作品が勢ぞろいしています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。