貝殻のようなマニエリズムの階段

シニョーリア広場地区
04 /05 2016
フィレンツェのサント・ステファノ・アル・ポンテ教会内部には、マニエリズム様式の階段があります。
教会はロマネスク時代に建設されたましたが、内部は時代が進むごとに様々な改築を経てきました。

階段の設計者はベルナルド・ブオンタレンティです。
メディチ家宮殿の庭園に人工洞窟を作ったり、彫刻家としても優れた腕を見せたりと、多彩な人物でした。
また氷室をメディチ家宮殿の庭に建設して、そのおかげでジェラートの先祖となるような氷菓子を宮廷で食することができるようになったとか。

「ブオンタレンティ 良き才能」というあだ名はどのような経緯でつけられたものだったのでしょうか。ちなみに本名はBernardo Timante Buonacorsi(ベルナルド・ティマンテ・ブオナコルスィ)でした。

このブオンタレンティが1574年に、サンタ・トリニタ教会に建設した階段が、後にサント・ステファノ教会に移設されました。
ブオンタレンティ
貝殻のような、コウモリの羽のような、本当に変わった形をしています。
buontalenti2

マニエリズム様式の建築は、建築パーツの本来の意味が失われているものが多いのですが、この階段も「登るのが難しい」階段です。登ったとしても上には欄干があるので通り抜けることはできません。

この教会は現在はコンサートや特別展の時だけ、内部に入れるようになっていますので、機会があったらブオンタレンティの階段を探してみてくださいね。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。