ボローニャ大学は世界一の聖堂建築を阻止するために建てられた?

エミリアロマーニャ州
05 /10 2016
ボローニャのサン・ペトローニオ教会は、イタリアで4番目、世界で6番目に大きな教会です。
長さ132m、幅60m、身廊の高さ44、27m、ファサードの高さ51m

着工は1390年でアントニオ・ディ・ヴィンチェンツォの設計によります。彼のオリジナルの設計図は残っていないのですが、最終的には長さ190m、翼廊の部分で幅133mの教会を建築する予定でした。

クーポラはフィレンツェの大聖堂クーポラ、聖堂内部はやはりフィレンツェのサン・ロレンツォ教会やサント・スピリト教会のイメージに近く、ブルネレスキのルネッサンススタイルを想起させます。

建築は断続的に続いていきましたが、サン・ピエトロ寺院よりも大きな聖堂を建築することを阻止するため、ローマ法王が動きます。
ピオ4世がボローニャ大学の本部Archiginnasioを建設を決めたのです。
それもサン・ペトローニオ聖堂からわずか12m離れた場所、聖堂の翼廊建築予定だった土地です!
こうして「ラテン十字」形の聖堂を作ることは不可能になってしまいました。
ペトローニオ聖堂2
今も聖堂の裏側に回り込むと、不自然な格好で建築が途切れているのがわかります。
ペトローニオ聖堂1
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。