カテドラルが町で一番大きいとは限らない

エミリアロマーニャ州
05 /12 2016
イタリアの多くの町で、大聖堂(伊語でドゥオーモとかカッテドラーレと呼ばれます)が町で一番大きな教会堂であることが多いのですが、「例外」もあります。 

アッシジでは大聖堂よりもサン・フランチェスコ教会の方が大きいですね。 
そしてボローニャでも、一番大きなサン・ペトローニオ教会はカテドラルではないのです。 
ボローニャのカテドラルはインディペンツァ通りにあるサン・ピエトロ教会です。 
(広場に面していないで通り沿いというところが、サン・ペトローニオ教会よりも目立たない原因の一つですね…)
ボローニャのカテドラル 
 
最初のボローニャのカテドラルは4世紀のもので古代ローマの町の城壁のすぐ外にありましたが、10世紀の火事で破壊されてしまいました。こうして新しいカテドラルが、蛮族から町を守る城壁の内側に建設されます。
しかし2番目の教会も火事で焼け、12世紀に再築。
奥行き70mもある大きな聖堂で、13世紀には新しい側面入り口「porta dei leoni ライオンの扉」が建設され、のちにヴァザーリがこの扉に衝撃を受けたと記しています。 
13世紀の地震で天井が崩壊、15世紀〜16世紀と改築が続き、内装は18世紀にほぼ完成しました。 

教会内部に移設されたライオン。現在は聖水盤が背中の上にありますが、入口外部にあった時には、この上に円柱が設置されていました。
ライオン 

このカテドラルに「聖ルカのマドンナの聖地」と呼ばれる教会から、年に1回だけ伝説の「イコン」が運ばれてくるのです。
 processione(宗教上の行進)の間、イコンの聖母子像は大きな天蓋に守られ、運ばれてきます。
プロチェッシオーネ 
 そして1ヶ月の間は、大聖堂の中に展示されています。
この時期はカテドラルのミサの間は制服を着た同心会の人がいますので、彼らにお布施を払えば、イコンの札を頂くことができますよ。

聖ルカが描いたとされる伝説の聖母子。マリア様とイエスの顔だけが覗いています。
ルカのマドンナ 
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。