祖国の父コジモの部屋

シニョーリア広場地区
06 /02 2016
ヴェッキオ宮殿の「レオ10世の区画」はメディチ家のトスカーナ大公コジモ1世の希望により16世紀中頃に建設されました。拡張工事を任されたのはバッティスタ・デル・タッソです。一部に12〜13世紀の建物を組み入れての改装です。
タッソが1555年に亡くなると、ジョルジョ・ヴァザーリが後を継ぎ、学者コジモ・バルトリの指示する図像プログラムによって内部装飾が行われました。そのプログラムはこの階と上階を統合するものでした。

それぞれの部屋はメディチ家の著名人に捧げられ、その人物の意味ある業績を表す壁画が描かれます。
祖国の父コジモ
ロレンツォ豪華王
傭兵隊長、黒帯のジョヴァンニ
法王レオ10世
法王クレメンテ7世
コジモ1世

上階には全く同じ大きさの部屋が対応して、神話の神に捧げられています。こうして神の力の地上での「顕れ」がメディチ家であるとするのです。

今日はそのうちの祖国の父コジモの部屋の天井画を紹介します。
「流罪への旅立ち」
1433年、政変が起こりフィレンツェを追放されるコジモです。背景にフィレンツェの街があります。
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「ベンティヴォーリョに正体を明かすコジモ」
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「流罪から帰国するコジモ」
政敵アルビッツィ家が失脚し、帰国するコジモ。前の場面とは反対にコジモの向かう先にフィレンツェの街があり、人々に歓迎されています。追放期間はわずか1年でした。
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「ブルネレスキとギベルティがコジモにサン・ロレンツォ教会のモデルを披露する」
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「芸術家と文学者に囲まれたコジモ」
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次回はコジモの孫のロレンツォ豪華王の部屋をご紹介します。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。