クポレッタ

ドゥオーモ地区
06 /08 2016
2015年にリニューアルオープンしたフィレンツェの大聖堂付属美術館。
ウッフィツィについでフィレンツェで最も大きな面積を持った美術館となりました。
新しい展示室、展示物を見ていく第2弾。

「彫刻のギャラリー」を進んでいくと、最後に地面にガラスが張ってあって内部に井戸のようなものが見えます。
cupoletta

説明に書かれている名前は「クポレッタ(小さなクーポラ)」
2012年からの改築工事によって地下から発見された空間です。クーポラの設計者ブルネレスキの工房が建築したものと考えられています。それは上部のレンガの組み方が「魚の骨型」になっていて、実際にドゥオーモのクーポラに使われたのと同じ工法だからです。このレンガの合わせ方だと、レンガが滑って落ちることを防ぐことができます。
これはブルネレスキによって開発された当時は新しいテクニックでした。

L'opera spicata (opus spicatum)とも呼ばれる石の組み方は、古代ローマの時代に使われていました。中世の時代に整備されたシエナのカンポ広場の地面にも見ることができます。しかしこれらは床、地面の装飾的な扱い方でした。
ブルネレスキはこの工法をクーポラを建設するのに使用したのです。

ドゥオーモのクーポラに登れば、あれだけの巨大な建築物を支えるのにこの工法が役立っているのを、実際に目にすることができます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。