天国の間

ドゥオーモ地区
06 /09 2016
2015年にリニューアルオープンしたフィレンツェの大聖堂付属美術館。
ウッフィツィについでフィレンツェで最も大きな面積を持つ美術館となりました。
その新しい展示室、展示物を見ていく第3弾です。

美術館の最初の部分「彫刻のギャラリー」を抜けると、最も大きな空間 la sala del Paradiso(天国の間)に出ます。
この大きなホールは片側にドゥオーモのファサードを(アルノルフォの時代から建設されたオリジナルの様子を再現)反対側に洗礼堂の3つの扉とその上の彫刻を展示しています。
昔はドゥオーモと洗礼堂の間の小さな空間を「天国の広場」と呼んでいたことから、このホールの名前となったそうです。

高さ18mの大ホール!
sala paradiso6
再現されたファサードは、15世紀初期にドナテッロやナンニ・ディ・バンコの作品が設置されていった時代の姿です。
結局このファサードは未完のままで、16世紀に取り払われてしまいました。これを再現したわけです。テーマパークみたいですね!

修復が終わったばかりの洗礼堂北側門、ギベルティ作。
上にはジョヴァン・フランチェスコ・ルスティチ作「洗礼者の説教」
sala paradiso5

洗礼堂西側門「天国の扉」ギベルティ作。
上にはアンドレア・サンソヴィーノ作「イエスの洗礼」
sala paradiso4
美術館改装前は10枚のパネルがバラバラにされ展示されていました。低い場所にあったので1枚1枚を見やすかったのですが、改築によって元の姿に戻されました、

洗礼堂南門アンドレア・ピサーノ作は現在修復中。この写真は2015年のものですが、2016年現在はそれぞれのパネルの写真が貼られています。
sala paradiso3
上にはヴィンチェンツォ・ダンティ作「洗礼者ヨハネの断頭」

ちなみにこの広場の全体的な様子を上階から見ることができます。

第16室から
sala paradiso2

第20室から
sla paradiso1

建築内部を大きく改築することによって、このような大きな空間を作ることは、フィレンツェの中心街ではとても難しいことです。世界遺産ともなるとその姿を保護しなけらばならないからです。このような大きな改築ができるなんて、教会の権力はすごいなと感心しました。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。