模型ギャラリー

ドゥオーモ地区
06 /17 2016
2015年にリニューアルオープンしたフィレンツェの大聖堂付属美術館。
ウッフィツィについでフィレンツェで最も大きな面積を持った美術館となりました。
新しい展示室、展示物を見ていく第11弾です。

La galleria dei modelli(模型ギャラリー)には16〜17世紀の大聖堂ファサード(正面部分)の模型が置かれています。
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中世のファサードは1589年に取り壊され、ルネッサンススタイルの新しいファサードが提案されました。
こうして何人もの芸術家が新しいファサードの模型を製作します。結局、19世紀まで新ファサード建設は持ち越されるわけですが…
これらのモデルは、ルネッサンス後期のマニエリズム時代からバロック初期の設計です。

また木製のモデルの他に2枚の絵画もありますが、これはメディチ家のフェルディナンド1世の結婚の際に制作されたファサードの計画案です。この機会にファサードに設置された彫刻作品のコピーも展示されています。
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他国の君主に比べると、メディチ家は教会と深いつながりを持ち、レオ10世やクレメンテ7世といった法王を輩出しただけではなく、必ず各世代のファミリーメンバーが枢機卿になっているのです。
戴冠式、結婚式、洗礼式をフィレンツェ有数の教会で行うため、教会の改築と装飾に力を注ぎました。華やかな式典は彼らの力を表す絶好の機会だったからです。
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彫像のオリジナルは1589にピエトロ・フランカヴィッラが制作したもので、大聖堂のクーポラに登る途中の部屋に展示されています。

参照 Il nuovo museo dell'opera del Duomo , Timothy Verdon, Mandragola, ISBAN978-88-7461-267-3
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。