ドゥオーモの地下に眠るサンタ・レパラータ教会2

ドゥオーモ地区
06 /23 2016
フィレンツェ大聖堂の下に眠るサンタ・レパラータ教会の遺跡。
前回の日記ではその歴史をご紹介しましたが、今回は詳細を見てきます。

こちらの写真では、床の上に改築に次世代の床が重なっている様子がわかります。
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一番下のレベルの床は道路よりも1、7m下にあります。

下から重なる床を見ていくと
①ローマ帝国の遺跡 1、7m 洗礼堂の地下にあるモザイクと同じ高さ
 ↓ +0、3cm
②モザイク装飾の床
 ↓ +0、5cm
③大理石、石、陶製
 ↓ +1、05cm
④レンガ 1055年のフィレンツェの公会議の機会に作られたと考えられます
 ↓ +1、90cm
⑤荒削りなレンガ
 ↓ +2、7cm
⑥最後のサンタ・レパラータ教会の床、道路より1m下

各時代の床を色別にしたモデルです。
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六角形、菱形、ソロモンの結び目などの幾何学模様のモザイクは最初の教会(5世紀)の床装飾で、中央身廊に孔雀のモザイクが残っています。
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これは北アフリカの職人によって作られたものだとされています。当時フィレンツェは北アフリカとの商業の交流があり、文化的にも影響を受けました。

そして幾つもの墓石が展示されています。
この写真の墓碑は1352年にフィレンツェ共和国のゴンファロニエーレの要職にあったジョヴァンニ・デ・メディチのものです。碑文から彼とその父親が騎士であったことがわかります。そこで浮き彫りにも、騎士の象徴として兜が表現されています。
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サンタ・レパラータの像と、その骨が入っている聖遺物箱。
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聖女レパラータに関してはこちら→フィレンツェの守護聖女レパラータ

地下礼拝堂(クリプタ)
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12〜14世紀中頃のフレスコ画が残っています。
これは14世紀中頃のピエタ(マドンナと聖ヨハネの間のイエス)
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このフレスコ画は、サンタ・レパラータ教会が取り壊されるまで、継続的に新しい装飾がほどこされていった証拠となっています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。